【ボード】

グラトリ上達の鍵!CROOJAの全種類の評価と人気モデルを徹底解説

まさやん
記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

グラトリ界でその名を知られる江端翔兵さんと中川智貴さんが立ち上げたこのブランドは、「最先端のグラトリを楽しく本気で」をコンセプトに、革新的な技術とライダー目線の設計で多くのスノーボーダーから注目を集めています。

この記事では、CROOJAの各モデル、例えば定番のLOCUSTや軽量なMANTIS、高反発なBEETLEなど、現在ラインナップされている全種類の板が持つ特徴や性能について、様々な角度から詳しくレビューしていきます。

グラトリ初心者の方にも分かりやすいように、それぞれのモデルがどんな滑りのスタイルに向いているのか、その評価を参考に、あなたに最適なCROOJAを見つけるお手伝いをします。ぜひ、最高のパートナーとなる一枚選びの参考にしてください

この記事で分かること
  • CROOJAブランドの成り立ちと特徴
  • 全種類のモデルごとの性能と評価
  • 自分に合うCROOJAボードの選び方
  • 最新(25-26)モデルの情報と変更点

CROOJAとは?特徴と全種類を評価する前に知るべきこと

CROOJA(クロージャ)というスノーボードブランドがどのようなものか、その魅力の核心に迫ります。

グラトリ界のトップライダーたちが設立した背景や、彼らがボードに込める熱いコンセプト、そして全モデルに共通する技術的な特徴についてわかりやすく解説します。

さらに、自分に合ったCROOJAボードを選ぶための基本的なポイントもご紹介。各モデルの評価を見る前に、まずはCROOJAの全体像を掴んでいきましょう。

グラトリ界の巨頭が設立したCROOJA

CROOJA(クロージャ)というスノーボードブランドは、2022年に誕生しました。このブランドを立ち上げたのは、グランドトリック、通称「グラトリ」と呼ばれるスノーボードのジャンルで、非常に有名な二人のスノーボーダーです。

一人は、長年にわたりグラトリ界のトップに君臨し続ける「絶対王者」とも称される江端翔兵(えばた しょうへい)氏。そしてもう一人は、その江端氏と肩を並べる実力を持ち、特に若い世代から絶大な支持を集める中川智貴(なかがわ ともき)氏です。

彼らは単にブランドの顔というだけでなく、実際に自分たちが滑り手として最前線で活躍する中で培ってきた経験や、トップレベルのライダーだからこそ分かる感覚を製品開発に注ぎ込んでいます。

「史上最高のスノーボード」を作るという高い目標を掲げ、グラトリシーンに最適なスノーボードを提供することを目指しているのです。

コンセプトは「最先端のグラトリを楽しく本気で」

CROOJAが掲げるブランドコンセプトは、「最先端のグラトリを楽しく本気でする」というものです。この言葉には、スノーボード、特にグラトリというスタイルを、遊びとしての楽しさと、競技や技術向上を目指す真剣さの両面から追求していこうという思いが込められています。

CROOJAのスノーボードは、単にトリックがやりやすいだけでなく、ライダーが新しい技に挑戦したり、より高度なパフォーマンスを目指したりする過程そのものをサポートし、その中で楽しさを見出せるように設計されています。

また、「最先端」という言葉が示すように、常に新しい技術やアイデアを取り入れ、革新的でユニークなスノーボードを生み出すことを目指しています。このコンセプトは多くのスノーボーダーから共感を得ており、ブランドの魅力を高めています。

CROOJAボード共通の特徴:バンブーコア

CROOJAのスノーボードが持つ大きな特徴の一つに、「バンブーハイブリッドコア」の採用があります。これは、スノーボードの芯材(コア)に「竹」を使っているということです。竹は、軽くて丈夫なだけでなく、独特の「しなり」と「反発力」を持っています。

CROOJAでは、この竹の特性を活かすことで、グラトリで重要となるボードのプレス(板をしならせる動作)をしやすくし、技を繰り出す際のしなやかで力強い反発力を得られるようにしています。さらに、竹は他の木材に比べて軽量であるため、ボード全体の重さを抑えることにも貢献します。

これにより、スピン系のトリックでの取り回しが良くなったり、空中でボードをコントロールしやすくなったりといったメリットが生まれます。このように、バンブーハイブリッドコアは、CROOJAのボードがグラトリに適した性能を発揮するための重要な要素となっています。

CROOJAの基本的な選び方:サイズと形状

CROOJAのスノーボードを選ぶ際に、まず考えたいのが「サイズ」と「形状」です。一般的にスノーボードの長さは、自分の身長から15cm~20cm程度短いものが目安とされますが、グラトリをメインに楽しみたい場合は、それよりも少し短めの板、具体的には身長マイナス20cm~23cm程度がおすすめです。

短い板の方が、回転系のトリックがやりやすく、板の操作性が高まるためです。また、板の幅も重要で、特に中央部分の「ウエスト幅」が自分のブーツのサイズに合っているかを確認しましょう。目安としては、ブーツサイズに対してマイナス1cm程度の幅が良いとされています。

次に「形状」ですが、CROOJAのラインナップには主に「キャンバー」「ハイブリッドキャンバー」「ダブルキャンバー」といった形状があります。キャンバーは板の中央が浮き上がった伝統的な形状で、しっかりとした反発力と安定感が特徴です。

ハイブリッドキャンバーは、キャンバーと他の形状(例えばロッカー)の特性を組み合わせたもので、操作性と反発力のバランスが良いとされています。ダブルキャンバーは、足元にそれぞれキャンバーがあり、板の中央部分がロッカー形状になっているもので、浮力を得やすく、板を回しやすいのが特徴です。

どの形状が自分に合うかは、滑りのスタイルや好みによって変わってきますので、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。

【全種類評価】CROOJAスノーボード各モデルを徹底解説

CROOJAの基本的な情報をご理解いただけたでしょうか。ここでは、各モデルの詳細な解説に入ります。

定番モデルとして人気の「LOCUST」から、軽量で扱いやすい「MANTIS」、パワー重視の「BEETLE」、レディースモデルの「HORNET」、そして個性的な乗り味が魅力の「WORM」まで、それぞれの特徴やどんなライダーにおすすめなのかを徹底的に掘り下げていきます。

定番LOCUST:初心者もOKなオールラウンドモデル

CROOJA(クロージャ)のラインナップの中で、特に「定番」として多くのスノーボーダーから注目されているのが「LOCUST(ローカスト)」です。このモデルは、CROOJAを立ち上げたグラトリ界のレジェンド、江端翔兵氏自身も推奨しており、その信頼性は折り紙付きと言えるでしょう。

LOCUSTの大きな特徴は、低めに設定されたキャンバー構造にあります。キャンバー構造は、板の中央部分が雪面から少し浮き上がっている形状で、しっかりとしたエッジグリップと反発力を生み出します。LOCUSTではこのキャンバーを低めにすることで、扱いやすさをプラス。

これにより、グラトリ初心者の方が最初の壁と感じやすいエッジの引っかかりを軽減しつつ、ターンやトリックに必要な反発力も確保しています。

まさに、グラトリをこれから始めたい方から、さらにステップアップを目指す中上級者まで、幅広いレベルのライダーがその恩恵を感じられるオールラウンドな性能を持った一本です。

24-25モデル以降は、少しフレックス(板の硬さ)が硬めに調整され、高速での安定性やトリックの着地時の安心感が向上しています。

軽量MANTIS:扱いやすさ抜群のハイブリッド

「MANTIS(マンティス)」は、CROOJAのラインナップ中で最も「軽量」である点が最大の魅力と言えるモデルです。

特にグラトリにおいて板の軽さは、取り回しの良さやトリックの成功率に直結する重要な要素。MANTISは、その軽さを追求することで、ライダーがより少ない力で板をコントロールし、軽快な動きを実現できるように設計されています。

形状には「ハイブリッドキャンバー」を採用。これは、板の中央部分にロッカー(逆反り)形状を取り入れつつ、両足の下にはキャンバー部分を残すことで、プレスのしやすさや板の回転の容易さと、エッジグリップや反発力といったキャンバーのメリットを両立させることを目指したものです。

この構造により、特に力の弱い方やグラトリ初心者の方でも、板の反発を活かしたトリックに挑戦しやすくなっています。また、板のねじれ(トーション)も扱いやすいように調整されており、細かい板さばきが求められるグラトリにおいても、ライダーの意図をスムーズに板に伝えることができます。

24-25モデルより、センター部分のフレックスがより柔らかくなり、さらにトーションが使いやすくなっているため、より多彩なトリックへの対応力が高まっています。

高反発BEETLE:パワー重視のグラトリライダーへ

CROOJA(クロージャ)のスノーボードラインナップの中で、特に力強い反発力を求めるライダーに向けて設計されたのが「BEETLE(ビートル)」です。このモデルは、その名の通り、虫の硬い甲殻を思わせるようなしっかりとした乗り味が特徴で、踏み込んだ際にボードが力強く応えてくれる感覚を重視する方に適しています。

ユーザーレビューなどでは、「しっかりとした反発がありながらも、板の先端部分は比較的柔らかく、プレス系のトリックもこなしやすい」といった声や、「オーリーやノーリーといった、板の反発を活かした高さのあるトリック(乗り系トリック)には最高のパフォーマンスを発揮する」という評価が見られます。

つまり、ある程度の脚力やスキルがあり、ボードのポテンシャルを最大限に引き出してダイナミックなグラトリを楽しみたい、パワー系のスノーボーダーにとって最適な選択肢の一つとなるでしょう。

また、春先の湿った雪、いわゆる「シャバ雪」のような少し難しいコンディションでも扱いやすいという意見もあり、見た目以上に多様な雪質に対応できる一面も持っています。

レディースHORNET:MANTISベースの軽快ボード

女性スノーボーダーのためにCROOJAがラインナップしているのが「HORNET(ホーネット)」です。このモデルは、CROOJAの中でも特に軽量で扱いやすいと評価されている「MANTIS(マンティス)」をベースに開発されています。

MANTISが持つ「軽さ」と「操作性の良さ」というメリットはそのままに、女性の脚力や体格を考慮した調整が加えられていると考えられます。

これにより、HORNETは少ない力でもボードをスムーズにコントロールでき、ターンやトリックのきっかけを掴みやすい軽快な乗り心地を実現しているでしょう。

特にグラトリを始めたばかりの女性や、長時間のライディングでも疲れにくいボードを求めている方にとって、HORNETは心強い味方となります。

MANTISベースであることから、おそらくハイブリッドキャンバー形状の扱いやすさも受け継いでおり、プレスやスピンといったグラトリの基本動作を習得しやすい特性を持っていると推測されます。軽快な操作感で、スタイリッシュなグラトリを目指す女性ライダーにぴったりの一台と言えるでしょう。

ダブルキャンバーWORM:個性的な乗り味を追求

CROOJA(クロージャ)のラインナップの中で、ひときわ個性的な乗り味を提供してくれるのが「WORM(ワーム)」です。このモデルは男女兼用のダブルキャンバー形状を採用しており、スノーボードの新しい楽しさを発見したいライダーに注目されています。

ダブルキャンバーとは、両足の下にそれぞれ小さなキャンバー(弓なりの反り)があり、板の中央部分とノーズ・テール部分がロッカー(逆反り)になっている形状のこと。この独特な形状により、WORMはまるで両足がそれぞれ独立して動かせるかのような、非常に自由度の高い操作感を実現しています。

また、Wキャンバー特有のしなやかさを持ち合わせているため、雪面との抵抗が少なく、バター系のトリックやスピン系のトリックが格段にやりやすくなるでしょう。さらに、板のセンター部分のフレックス(硬さ)を調整することで反発力を高めており、板のしなりを最大限に活かした爆発的なオーリーやノーリーが可能です。

グラトリに特化した設計で、板の先端までしっかりと使うことで生まれる高い反発力は、一度体験するとやみつきになること間違いなしです。24-25モデルではセンターフレックスが向上し、さらに反発力を得やすくなっています。

25-26モデルの主な変更点まとめ

2025-2026年シーズンのCROOJAスノーボードも、すでに情報が出始めています。特に注目されるのは、人気モデルのアップデート状況でしょう。

まず、個性的な乗り味でファンを増やしているダブルキャンバーモデルの「WORM(ワーム)」ですが、25-26モデルに関しては「完成されたフレックス、乗り味のため、変更ありません!」とアナウンスされています。

これは、現行モデルの完成度が非常に高いことの表れと言えるでしょう。一度乗ったら手放せないほど洗練された乗り味として評価されているWORMは、来シーズンもその性能を維持して登場します。

他の主要モデルである「LOCUST(ローカスト)」、「MANTIS(マンティス)」、「BEETLE(ビートル)」、「HORNET(ホーネット)」についても、25-26シーズンのラインナップとして継続されることが確認できますが、これらのモデルの具体的な変更点に関する詳細な情報は、現時点ではまだ少ないようです。

各モデルがどのような進化を遂げるのか、あるいはWORMのように完成形として継続されるのか、今後の発表が待たれます。新しい情報が入り次第、改めてお伝えできればと思います。

まとめ:CROOJA・スノーボード全種類の評価について

この記事では、グラトリシーンを牽引するCROOJA(クロージャ)のスノーボードについて、ブランドの特徴から各モデルの評価まで詳しく解説してきました。

江端翔兵氏と中川智貴氏というトップライダーが手がけるCROOJAは、「最先端のグラトリを楽しく本気で」というコンセプトのもと、バンブーハイブリッドコアなどの革新的な技術を採用し、高い操作性と反発力を実現しています。

初心者から上級者まで対応するオールラウンドな「LOCUST」、軽量で扱いやすい「MANTIS」、パワーライダー向けの「BEETLE」、個性的な乗り味の「WORM」、そしてレディースモデルの「HORNET」と、多様なラインナップが揃っています。

それぞれのモデルが持つ特徴を理解し、ご自身のレベルや滑りのスタイル、そして目指すグラトリの形に合わせて最適な一本を選ぶことが、スノーボードをより楽しむための重要なポイントです。

25-26モデルの情報も出始めており、今後の展開にも目が離せません。この記事が、あなたのCROOJA選びの一助となれば幸いです。ぜひ、あなたにとって最高の相棒を見つけて、ゲレンデを自由に舞ってください。

ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
記事URLをコピーしました