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スノーボードの長さの選び方に特化解説!目安サイズ・体重や計算方法:長短のメリット・デメリットは?

まさやん
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スノーボードを選ぶ際、最も重要な要素の一つが「長さ」であることは、多くのボーダーが実感していることでしょう。

しかし、正確にどのような長さを選べば良いのか、その基準や計算方法は明確に知らない人も少なくありません。

この記事では、「スノーボードの長さ」に特化して、その選び方のコツや目安、さらには長短それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。

ザックリと計算することに抵抗がある方のために明確なサイズを身長別に換算した表も用意しています。また、別記事で全体的な選び方の基礎知識を全網羅してまとめた記事もあります。

初心者から中級者まで、スノーボードを選び時にサイズ選びの参考にしていただける内容となっています。スノーボードの長さを決めるときの参考になれば幸いです。

スノーボードの長さの重要性や計算方法

スノーボードの長さの重要性や計算方法
  • なぜスノーボードの長さが重要なのか
  • 基準となる長さの選び方

なぜスノーボードの長さが重要なのか

スノーボードの長さは、滑走のパフォーマンスに大きな影響を与える要素の一つです。長さが短いボードは、特に急な斜面や狭いコースでの取り回しや反応の速さが求められる場面で、その軽快さを発揮します。

実際、短いボードは平均的にターンのレスポンスが25%向上すると言われています。しかし、高速滑走時には安定性が低下し、特に風の影響を受けやすくなることが指摘されています。

一方、長いボードは、高速での滑走や大きなジャンプ時の安定性に優れています。特に、長さが増すごとに高速時の振動が約15%低減するとのデータもあります。しかし、短いボードに比べてターンの際の反応が鈍くなるため、急な斜面や狭いコースでは取り回しに難しさを感じることがあります。

このように、スノーボードの長さはその特性や使用シーンによって適切に選択する必要があります。選び方のポイントとしては、自分の体格やスキルレベル、そして主に滑走する場所や目的を考慮することが重要です。

基準となる長さの選び方(体重も考慮)

ボードの長さは滑走の安定性や操作性に直結する要素です。多くの初心者が参考にする「身長から15~20cm程度引いた長さ」のルールは実はあくまで基本的な目安に過ぎません。実際の選び方は、この数字だけではカバーできない多くの要因が絡んできます。

基本の長さの選び方
  • スノーボードの長さの基準として「身長マイナス15cm」や「身長マイナス20cm」が一般的
  • 身長160cm以下の場合は「身長マイナス10cm」、身長160cm〜175cmの場合は「身長マイナス15cm」、そして身長175cmを超える場合は「身長マイナス20cm」

例えば、スノーボードのスタイルや使用する斜面の種類、さらにはライダーの技術レベルなど、多岐にわたる要因を考慮する必要があります。

身長が低い方や、特定のスタイルを目指す方向けの追加のヒントも存在し、一人一人の体型やスキルに合わせた選び方が求められます。

ザックリとしていますが、身長別の長さ体重を考慮した換算表を掲載しておきます。

身長と体重を加味した目安の長さ

例えば、身長170cm・体重60キロであれば151~153cmが目安サイズとなります。体重や身長が表の数値をまたがる場合は前後の数値を参考サイズとして見てください。

スノボの長さの長短のメリット・デメリット

  • 長めのスノーボードのメリット・デメリット
  • 短めのスノーボードのメリット・デメリット
  • 180cm以上の身長の人のためのスノーボードの長さ
  • 女性や子供のためのスノーボードの長さの選び方

長めのスノーボードのメリット・デメリット

ボードが長いとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。一般的なことをまとめました。

メリット
  1. 高速安定性:長めのスノーボードの高速滑走時の安定感。オープンな斜面やバックカントリーでの明確な効果。
  2. 浮力向上:パウダースノー滑走時の長いボードの大きな面積。浮力の増加。雪中滑走の容易さ。
  3. カービングの安定性:カービングターンの長いボードのエッジグリップ力。安定したターンの実現。
  4. ジャンプの受け身:大きなジャンプやドロップの長いボード。着地時の安定性の向上。
デメリット
  1. 取り回しの難しさ:狭いコースや急な斜面での取り回しが難さ。タイトなターンや急な斜面での反応速度が要求される場面での動きが鈍重さ。
  2. 重量増:重量も増加。リフトや移動時の足への負担増加。
  3. 初心者への難易度:初心者にはコントロールが難しく。ターンの曲線が急になる可能性があり操作が難しい。

このように、長めのスノーボードはその特性から様々なメリット・デメリットが存在します。使用するシチュエーションや自身のスキルレベルに合わせて、適切な長さのボードを選択することが重要です。

短めのスノーボードのメリット・デメリット

ボードが短いはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。一般的なことをまとめました。

メリット
  1. 軽快な取り回し: 短いボードはそのサイズから、急な斜面や狭いコースでの取り回しが容易です。特に、タイトなターンや急な斜面での反応速度が要求される場面での動きが軽快になります。
  2. 初心者向け: 初心者にとって、短いボードはコントロールがしやすく、ターンの曲線が緩やかになるため、スノーボードを始めたばかりの方にはおすすめです。
  3. トリックの易しさ: パークやハーフパイプでのトリック時、短いボードはその軽さと取り回しの良さから、トリックの実行が容易になります。
  4. 軽量: 短いボードは、その分軽量でありリフトや移動時の持ち運びが楽になります。
デメリット
  1. 高速時の不安定性: 高速での滑走時、短いボードは安定性が低下し、特に風の影響を受けやすくなります。
  2. 浮力の低下: パウダースノーの中での滑走時、短いボードはその面積が小さいため、浮力が低下し、雪の中を滑るのが難しくなることがあります。
  3. カービングの難易度: カービングターン時に、短いボードはエッジのグリップ力が低下し、安定したターンを実現するのが難しくなることがあります。
  4. ジャンプの受け身: 大きなジャンプやドロップ時に、短いボードは着地時の安定性が低下する可能性があります。

このように、短めのスノーボードはその特性から様々なメリット・デメリットが存在します。使用するシチュエーションや自身のスキルレベルに合わせて、適切な長さのボードを選択することが重要です。

180cm以上の身長の人のためのスノーボードの長さ

180cm以上の身長を持つ高身長の場合、一般的なボードの長さの目安だけでは不十分です。高身長の方のボードの長さの目安としては25cmほど短い板が良いです。

ただし、ボードのサイズ選びに正解があるわけではありません。たとえば身長180cmの近藤勇二郎プロは、身長に対して25cm短い155の板を使っています。

女性や子供のためのスノーボードの長さの選び方

女性や子供の場合、一般的なボードの長さの目安だけでは不十分です。このような場合、身長から10〜15cm程度引いた長さを基準に選ぶと良いでしょう。

ただし、実際の選び方はもっと複雑です。例えば、カービングを主体とする場合、やや長めのボードを選ぶと良いでしょう。

スノーボードの特定ジャンルごとの長さ

オールマウンテン
  • パーク
  • カービング
  • グラトリ
  • パウダー
  • 初心者
  • 子ども

パーク

スノーボードの長さは、ライダーのスキルや好み、そして滑る場所によって大きく影響を受けます。特にパークでのライディングにおいては、適切な長さのボードを選ぶことが非常に重要です。短すぎると安定性に欠け、長すぎるとトリックの実行が難しくなる可能性があります。

パーク専用のスノーボードは、一般的にはライダーの身長や体重に合わせて選ばれることが多いです。例えば、身長170cmのライダーの場合、適切なボードの長さは約150cmから155cmが推奨されます。

しかし、これはあくまで一般的な目安であり、実際の選び方はライダーのスキルや好みに応じて変わることがあります。

また、パークでのトリックやジャンプを重視するライダーは、やや短めのボードを選ぶ傾向があります。

これは、短いボードの方が軽く、トリックの実行や空中でのコントロールがしやすいためです。一方、大きなジャンプや高速での滑走を好むライダーは、やや長めのボードを選ぶことが多いです。

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カービング

カービング技術を最大限に活かすためには、スノーボードの長さ選びが非常に重要です。長さが適切でないと、カービング時の安定性やターンの精度が低下してしまいます。

一般的に、カービング専用のスノーボードは、ライダーの身長や体重、さらにはスキルレベルに応じて選ぶ必要があります。例えば、身長170cmの中級者ライダーの場合、155cmから160cmのボードが推奨されることが多いです。

ただ、ボードにもよるため一概に長さの基準が定まりません。そのため最終的な選び方はライダーの好みや使用する斜面の条件、さらには雪質にも左右されます。そのたりを詳細にまとめた記事もあるため参考にしてください。

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グラトリ

グラトリ向きなボードを選び時には長さ以外にも考えるべきことがあります。主なグラトリに向いている特徴をまとめました。別記事でグラトリ板の選び方をまとめた記事に詳細を掲載しています。

  1. 短めの長さ:取り回しやすさと反応性を高めるため、身長170cmの人であれば、150cm前後がオススメ。
  2. 柔らかめのフレックス: 地面に密着しやすくなり、トリックのコントロール性が向上。
  3. 形状: ダブルキャンバー、ハイブリッドキャンバー、キャンバーなど
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パウダー

パウダーボードの長さの選び方は千差万別です。パウダーボードは身長マイナス15cmほどの長さを基準として選べば良いですが、ボードのよるためあくまでも参考程度にしてください。テールの形状、幅などによっても適切なボードの長さが異なります。

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初心者

初心者がスノーボードの長さを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮する必要があります。まず、身長から10〜15cm程度引いた長さを基準に選ぶと良いでしょう。

この長さは、滑走の安定性や操作性に適しています。

また、短いボードは軽快に動かすことができますが、高速での安定性に欠けることがあります。

逆に、長いボードは安定して滑ることができますが、ターンなどの動きが鈍重になることがあります。

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子ども

子ども向けのスノーボードの長さについては、これまで解説してきたことが当てはまりません。そのため、別の記事でキッズ向きなスノーボードの選び方を解説しています。

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まとめ:スノーボードの長さ計算すると?

このスノーボードの長さについてまとめた記事でお伝えしたかったことの要点をまとめます。

  1. スノーボードの長さは滑走のパフォーマンスに大きな影響を持つ要素である
  2. 短いボードは急な斜面や狭いコースでの取り回しや反応の速さに優れる
  3. 長いボードは高速滑走や大きなジャンプ時の安定性が高い
  4. 長さの選び方は自分の体格、スキルレベル、滑走する場所や目的を考慮することが重要である
  5. 一般的な身長からの長さの目安は基本的なもので、多くの要因を考慮する必要がある
  6. スノーボードのスタイルや使用する斜面の種類、技術レベルなども考慮するべきである
  7. 長いボードは高速安定性や浮力向上、カービングの安定性などのメリットがあるが、取り回しの難しさや重量増などのデメリットもある
  8. 短いボードは取り回しや初心者向け、トリックの容易さなどのメリットがあるが、高速時の不安定性や浮力の低下などのデメリットもある
  9. 180cm以上の身長の人は一般的な目安だけでは不十分で、適切な長さの選び方が必要である
  10. 女性や子供の場合も一般的な目安だけでは不十分で、身長や体重、スキルレベルに応じた選び方が求められる

スノーボードの長さの選び方は、初心者から上級者まで、全てのライダーにとって非常に重要な要素です。

この記事を通じて、スノーボードの長さの基本的な選び方や、身長や体重に応じた目安、さらには長さの選び方によるメリット・デメリットをご理解いただけたなら幸いです。

特に、スノーボードの長さは滑走の安定性や操作性、そして特定の雪質やテリーンに適した滑りを実現するための鍵となります。適切な長さのボードを選ぶことで、より安全で楽しいスノーボードライフを送ることができます。

最後に、自分のスキルレベルや好み、そして使用するフィールドに合わせて、最適なボードの長さを選ぶことを心がけましょう。それでは、あなたのスノーボードライフがより充実しますように。

ABOUT ME
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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